
こんにちは!私が社交ダンスを始めたばかりの頃、シューズ選びが本当にわからなくて困りました。「スタンダード? ラテン? 兼用って何!?」って、頭の中がハテナだらけだったんです。そこで、これからシューズを購入する方の参考になればと、この記事を書いています。
…ちなみに、私は、社交ダンス歴5年(まだまだ修行中)のアマチュアダンサーです。専門的なことは書けませんが、私が実際に履いて試したことがあるシューズについての感想などを中心に記載したいと思います。
社交ダンスシューズの種類と特徴
社交ダンスには、スタンダード、ラテンと大まかにダンスのスタイルが2つあります。それぞれのダンススタイルに応じて、あるいは用途に応じて、それぞれのシューズがあります。まず初めにシューズ選びの基本知識として主要な4種類のシューズについてご紹介します。
スタンダードシューズ
- スタンダードシューズ
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適した種目:
ワルツ、タンゴ、スローフォックストロットなどのスタンダード種目。
特徴:
ホールド感を重視しており、足全体をしっかりと包み込むデザインです。優雅でダイナミックな大きなステップを踏む際に、足元の安定性を保ちます。
レディースは、つま先が覆われたパンプスタイプが基本です。
メンズは、ラテンシューズに比べてヒールが低く、動きやすいデザインになっています。競技会では、燕尾服に合わせてエナメル素材がマナーとされることが多いです。
柔軟に足を使うラテンダンスには不向きです。
- ラテンシューズ
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適した種目:
ルンバ、サンバ、チャチャチャ、パソドブレなどのラテン種目。
特徴:
足全体を柔軟に、軽快に動かすことに特化した作りで、柔軟性とフィット感が非常に高いのが特徴です。
レディースは、足の指先まで美しく見せるため、つま先が開いたサンダルタイプが主流です。
メンズは、スタンダードシューズよりもヒールが高く(約3.5~4.5cm程度)、立った時に重心が自然に前に乗るよう設計されています。
柔らかい革素材が主に使われており、足裏の動きを床に伝えやすくなっています。
- 兼用シューズ
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適した種目:
スタンダードとラテンの両方の種目。
特徴:
スタンダードとラテンの長所を兼ね備えたシューズで、ホールド感と柔軟性のバランスが取られています。
曲ごとに履き替える必要がないため、両方の種目を踊るパーティーや、練習の初期段階で様々なステップを試す初心者に特におすすめです。
それぞれの専用シューズほどの専門性はありませんが、最初の1足としては非常に便利です。
- ティーチャーズシューズ
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適した用途:
練習、レッスン、指導。
特徴:
通常のダンスシューズよりもヒールが低く太い、またはローヒールのデザインが中心です。
安定性が抜群に高く、長時間立ったり、複雑なフットワークを繰り返したりする練習や指導に向いています。
足への負担が少ないため、ダンスに慣れていない初心者の方が、基本的なステップを覚えるための練習用シューズとしても適しています。
まずはこれ!最初の1足は「兼用シューズ」がおすすめ
まず、初めに購入すべきは「兼用シューズ」です。「パーティーシューズ」と呼ばれることもあります。
このシューズは、名前の通りスタンダードとラテンの両方を踊れる優れものなんです!パーティーなどで、種目に関係なくたくさん踊りたいときに、履き替え不要でとっても便利ですよ。
最初は、スタンダードとラテンの両方を習うことが多いはず。それぞれの専用シューズをいきなり購入すると、出費がかさむし、何よりシューズ選びはめちゃくちゃ難しいんです…。
まずはこの兼用シューズを1足ゲットして、じっくりレッスンに励みましょう!
ここで先に読んでほしいこと⇒シューズのサイズ選びのコツ
社交ダンスシューズは、普段履いている靴とは少しサイズ感が違います。
一般的には、通常履いている靴より0.5cmほど小さめを選ぶのがおすすめです。
ただし、足の形は人それぞれ!必ず試着して、以下の点をじっくり確認してから購入しましょう。
- 立ち上がったときに、どこか痛いところはないか?
- 足の指が窮屈ではないか?
- 歩いたり、軽くステップしたりしてみて、違和感がないか?
小さすぎると痛いし、大きすぎると踊っている間に足が動いて怪我の原因にもなりかねません。妥協せずに、ぴったり合う一足を見つけてくださいね。
最初の1足としておすすめした兼用シューズについて、私の体験談
私が最初に買った兼用シューズはチャコットのものだったのですが、残念ながら今は社交ダンス事業から撤退してしまいました。次に手に入れたのが、ネットで購入したモニシャンダンスシューズの兼用モデル FX500BGです。

私はヒール高を5.5cmにしましたが、これから社交ダンスを始める方には、これくらいの低めのヒールをおすすめします。ヒールで踊るのって想像以上に大変で、一旦は安定しやすい低めから始めるのが安心ですよ(私はいまだにたまにグラグラしていますが)。
ラテンシューズ:最初の購入は専門店へ!
正直、ラテンシューズを選ぶのは、めちゃくちゃ難しいです!
試着したときに「サイズぴったりで大丈夫!」と思っても、実際に踊り出すと足が痛くなることが本当によくあります。足の指を柔軟に使うラテン種目だからこそ、少しのズレが命取りなんです。
だから、自己判断でネット購入するのはかなりハードルが高いです。私は、専門店の利用を強くおすすめします**。
交通費をかけても行く価値あり!「ケント本店」
私のおすすめは、上野にあるケント本店です。大阪在住の私でも、東京に行った際は必ず立ち寄って購入するほど信頼しています。
ケント本店では、まず足のサイズを細かく測ってくれます。そして、そのデータに基づいて木型を選び、試しに履いた上で「薬指のところがきつい」といった要望を伝えると、その場で靴を調整してくれるという神対応!調整しては履いて、また調整して…と、完璧にフィットするまで付き合ってくれるんです。
私が愛用した(している)ラテンシューズレビュー
日本のメーカー「ケント」
- ユリア VT ハバナサテン:
私が初めて購入したラテンシューズです。ケント本店で「初心者で安定感のあるものが欲しい」と相談して出してもらったのがこれでした。細めの木型のシューズを何度も調整してもらい、ぴったりの一足にしてもらいました。安定感があるので、私はリピートして2足目も履いています。
- アイル FI オークパール:
これもケントで購入したシューズですが、柔らかくて履きやすいのが特徴です。こちらも安定感があり、とても重宝しています。初めてラテンシューズを購入される方には、上の「ユリア VT ハバナサテン」よりもこっちの方がお勧めかな。 - ルーナ BX ハバナサテン:
試合用にはこれ!つま先をピンと伸ばしやすいデザインなので、美しく踊りたいという方にはぜひ検討してほしいシューズです。ただし、靴底が薄めで足が痛くなりやすいので、初心者にはおすすめしません。
バリエーションもおどるようになり、プロアマ戦にも出るようになり、とかなりラテンを踊るようになってから購入したシューズで、私は現在、めちゃくちゃこのシューズを、気に入っております。一生購入しようと思っているシューズです。
海外メーカー「BD Dance」
「BD Dance」安くて、良いんですよ~。靴底が厚く作られていて、疲れにくいんです。足が痛いときや、長時間の練習には欠かせない一足です。「ケント」の「ルーナ BX ハバナサテン」は試合用だとすれば、これは練習用です。
オドリマッセさんなどの出店で試着できますよ。オドリマッセさん、名前からすると明らかに大阪周辺で活動してそうですが。。
スタンダードとティーチャーズについて
すみません!私はまだ専用のスタンダードシューズを購入したことがなく、ティーチャーズシューズは現在検討中です。
今、検討しているのが、「BD Dance」の「T1 レザー ブラック」。試着して履き心地がよかったし、かっこよかったので、一足買おうと思っています。今、オドリマッセさんにお願いして入荷待の状態です。
私の経験談が、あなたのシューズ選びのヒントになれば嬉しいです!
